パノラマ台ー大岳ー節刀ヶ岳ー十二ヶ岳                平成22年1月10日ー11日   TOP

コースタイム 
1日目 本栖トンネル駐車地6;10〜パノラマ台7;30〜9;15三方分山9:25〜五胡山10;30〜12;50王岳14;00〜15;00鍵掛峠(泊)
2日目 鍵掛峠7:10〜鬼ヶ岳8:20〜8;30雪頭ヶ岳8:40〜鬼ヶ岳8:50〜金山9;20〜節刀ヶ岳9;40〜金山10:00〜10;40十二ヶ岳10;50〜10;45桑留尾バス停12;28=12;48河口湖駅13;38=14;34本栖トンネル駐車地


烏帽子岳で日の出を拝む
成人の日の連休です。この休みが終わるまで正月の気分が抜けません。正月はやっぱり富士山を拝みたいというので富士五湖の周囲の山に登った。前夜、本栖湖のパーキングで仮眠した。翌朝、暗いうちに起きて外は寒いので車内で鍋焼きうどんを作った。車を本栖トンネルを抜けたところの空き地に移動して、ヘッデンを点けて歩き出す。戻ってトンネルを抜けるとすぐに本栖隧道のバス停があって、そこにパノラマ台、東海自然歩道入り口の案内板があった。霜柱をザックザックと踏みながらゆっくりと登る、夜明け前の白みが雑木林に射すようになって烏帽子岳に着いた。ちょうど日の出が富士山の裾に顔を出し影絵を見ているようだった。5分間のショーが終了余韻をもって先に行く。一瞬だが朝日で赤く染まった雑木林がいい感じだ。

パノラマ台で
精進湖と王岳
東屋と方位盤があるパノラマ台に着くとカメラマンが独りいました。裾が広がりが富士山の大きさと美しさを演出している。本栖湖湖畔の竜ヶ岳が明るく目立つ、南アルプスの南端もみえている。これから向かう方向は黒い稜線を見せていて精進湖の奥に王岳の尖鋭が特に目立っている。精進峠から急坂を頑張って精進山に、はっきりしたピークは無く通り過ぎた。この付近で猟師の姿が見られ、30人ほど入っていると聞かされた。三方分山山頂では伊那から来たというご夫婦が休憩中で暫く話し込んでしまった。急坂を下ると、精進湖からの道と古関からの道があう女坂に着く。直進して急登してついた小ピークでの展望がよかった。精進湖と集落が箱庭のように見下ろせる。地形図で見たより急坂を感じながら五胡山に到着です。

王岳で
西湖と足和田山
稜線には積雪もあり穏やかな日を反射させている。横沢頭は知らぬ間に通り過ぎたらしいが、ここまで、大きなピークが5〜6個とそのほか以外に小さなのが在って疲労がたまってきた。富士山に励まされながら王岳に着いた。本日の最高点ですが疲れも最高です。富士山の姿は言うことなし。あまり穏やかで暖かいためか遠方の稜線はかすんでいた。西湖、河口湖、山中湖の湖面が白く光り、周辺の山々も登ったことのあるものが多いので感慨深く、懐かしく眺めた。王岳山頂で泊まってもいいかと思うがあまりにもぬかるんでいる、それにまだ早すぎて登ってくる人もいるだろう。1時間以上昼食を作りながら休憩した山頂を明け渡して下る。

鍵掛峠で
テントと富士山
富士山を眺めながら下った。鍵掛峠の案内標識の所にちょうど一張りのテン場が在ったので今宵の泊まり場にした。さえぎるものはこの上ない無い独り占めの富士山を肴にチビチビとのむ焼酎のお湯割りに疲れが報われる瞬間です。日が沈むとスキー場の夜間照明がさながら火祭りのように浮かびだす様は異様なものだった。真夜中だろうか急に風が強くなって朝まで吹き荒れていた。

鬼ヶ岳の手前
翌朝、テントとフライの間がガリガリに氷が張り付いていた。テントの内側の結露が無かったのはテント内でコンロを使わなかった為だろうか?連休の2日間は天気や良いという予報でしたが外れです。富士山は全く見えません。昨日とは打って変わり寒く冷たい風が吹く朝でした。潅木に霧氷が育っていました。テン場の上で根場への道が分岐していた。鬼が岳山頂も濃霧のため何も見えない。雪頭ヶ岳にピストンして見たが何も見えませんでしたが霧氷のトンネルが綺麗でした。。鬼ヶ岳に戻った。金山の手前で熊の足跡が見られた。金山にザックを置いて節刀ヶ岳にいって見た。霧の切れ間から南アルプスが見られたらと願ったが残念ながら相変わらずの濃霧で山頂の標識を写真にとって引き返した。

金山の分岐で
金山に戻り十二ヶ岳に向かった。十二ヶ岳の祠に手を合わせてその先で桑留尾への道を下山した。バスの時間まで少し時間があるので、傍にあったレストランでカレーを食べて待ってバスに乗る。乗客は一人、河口湖駅で下部温泉行きバスを待って乗ると先ほど桑留尾で乗ったバスの運転手さんで声をかけてくれた。乗客は一人で話好きの運転手さんは猟と釣が趣味とのこと、興味深いお話だった。駐車した広場のところで下ろしてもらった。小縦走だったがやっぱりテント泊は面白い、車でなかったらうまいビールが飲めるのにと思いながら岐路に着いた。